Chapitre.15 - 疑問形容詞と疑問代名詞 Adj./Pr. Interrogatifs

Quelle est la chose, ce que vous voulez exclure le plus de cette terre?
あなたが今一番この世から葬り去りたいと思っているものは何ですか?

◆疑問形容詞 quel

 疑問形容詞 quel は通常名詞にかかって「どの(ような)」という意味を形成したり、属詞として être と共に使
われ「何、どのようなもの(である)」という意味を形成する語です。
 疑問形容詞 quel は文法上の性・数の影響を受けて変化し、男性単数形 quel、女性単数形 quelle、男性複数形
quels、女性複数形 quelles という形をとります。通常名詞にかかる形容詞として用いられる場合は、後続の名詞の
性・数に一致し、属詞として用いられる場合は être を介して繋がれる同格の通常名詞の性・数に一致します。

 また、通常名詞にかかる形容詞として用いられるとき、【quel + 通常名詞】が直接目的語となる場合には後に続く
主語・動詞は必ず倒置され(主語として扱われるときは通常の語順)、間接目的語となる場合には前置詞が quel に
先行し、後に続く主語・動詞は必ず倒置されます。

 【quel + 通常名詞 !】の形で感嘆文(なんという〜だ!)を作ることもできます。


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Comme qui est-ce que vous envisagez celui-ci?
こちらにおわす方をどなたと心得る?

◆不明な人・物を表す名詞を問う疑問代名詞

 疑問代名詞は「誰が」「誰を」「何が」「何を」のように、主語・直接目的語・間接目的語となる人や物を表す名
詞が知り得ないときにその名詞について問いただす際に使われる代名詞のことを言います。
 疑問代名詞を後の方の章に回したのにはちょっとした訳があります。「ややこしいのは早めに覚えておいた方が得
である」という意見もわかりますが、“本当に”ややこしいので^^;

 まず、問われる対象が人を表す名詞であるか、物を表す名詞であるかについて大きく性質が変わってきます。また、
問われる対象は主語、直接目的語、間接目的語である場合の3通りがあります。したがって、疑問代名詞は「主語で
ある物」「直接目的語である物」「間接目的語である物」「主語である人」「直接目的語である人」「間接目的語で
ある人」の6つの形に分かれることになります。これについて、以下に表でまとめてみます。


問われる対象疑問代名詞の形短縮形適当な訳
主語qu'est-ce quique何が
直接目的語qu'est-ce queque + 倒置形何を
間接目的語前置詞 + quoi est-ce que前置詞 + quoi + 倒置形何に(動詞の意味や前置詞による)
主語qui est-ce quiqui誰が
直接目的語qui est-ce quequi + 倒置形誰を
間接目的語前置詞 + qui est-ce que前置詞 + qui + 倒置形誰に(動詞の意味や前置詞による)


 それぞれの疑問代名詞には短縮形というものが存在し、est-ce que を用いる代わりに主語と動詞を倒置させた形
を用いますが、第5章「否定文と疑問文のつくり方」で倒置形を用いるのは古風であり会話ではあまり用いられない
ということを説明しました。また、est-ce que というのは、言わば質問の間を取るために挿入される語句であるの
で、これを用いずに直後に倒置形をもってくるのは相手にとって不躾な態度で質問しているという風に解釈されるこ
とがあります。多少覚えるのは面倒ですが、できれば短縮形ではなく元の形を使うように心がけてください。(書き
言葉の場合はこの限りではありません)


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Desquels d'instruments sait-il jouer sauf de la guitare?
彼はギターのほかにどんな楽器が弾けるんだい?

◆選択を問う疑問代名詞 lequel

 疑問代名詞 lequel は「どちらのもの」「どれ」というように、予め示された複数名詞に対してその中のどの要素
を選び取るかを問うための代名詞です。
 疑問代名詞 lequel は文法上の性・数を受けて形を変え、それぞれ男性単数形 lequel、女性単数形 laquelle、
男性複数形 lesquels、女性複数形 lesquelles となります。
 更に、間接目的語を問うための代名詞として機能する場合は、前置詞 à や de と融合形をつくり、それぞれ次の
ようになります。

 à + lequel = auquel
 à + lesquels = auxquels
 à + lesquelles = auxquelles
 de + lequel = duquel
 de + lesquels = desquels
 de + lesquelles = desquelles
 (女性単数形 laquelle との融合形はありません)

 この lequel は代名詞なので形容詞である quel のように通常名詞に先行することはできません。役割としては、
être の属詞と、de + 複数名詞 で表される名詞の集合からいずれかの要素(単数でも複数でもよい)を選んで行わ
れるある動作における主語・直接目的語・間接目的語となり得ます。


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◆疑問形容詞 quel は通常名詞にかかる場合に間接疑問文でもそのままの形で使うことができるけど、疑問
 代名詞はそれぞれ間接疑問文で使われると下のように形が変わることに注意してね。

  qu'est-ce que → ce que
  qu'est-ce qui → ce qui
  前置詞 + quoi est-ce que → 無変化(ただし 前置詞 + quoi の形を用いることも)
  qui est-ce qui → 無変化(ただし qui の形を用いることも)
  qui est-ce que → 無変化(ただし qui の形を用いることも)
  前置詞 + qui est-ce que → 無変化(ただし 前置詞 + qui の形を用いることも)

◆疑問代名詞で問われる対象になる名詞が属詞のときは直接目的語の場合と同じ形をとるよ。状況補語は前
 置詞と一緒に使われるから間接目的語の場合と同じ形をとることになるね。

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