Chapitre.18 - 接続法の使い方 Emploi du Subjonctif

On doute que nous soyons amoureux.
私達は恋人同士ではないかと疑られている。

◆接続法

 「残念だ」「してほしい」「心配だ」「疑わしい」など、話者の感情が表現される動詞や形容詞が目的語として
que 節をとる場合、que 節以下の動詞は接続法という叙法をとります。
 また、成句表現においても que 節以下に話者の感情が含まれる場合は接続法をとることがあります。
 que 節をとった場合に叙法が接続法となる代表的な表現の例は以下の通りです。

  【怒り・憤り】
   s'indigner(憤る), se formaliser(気を悪くする)
   [以下3つは否定形で] souffrir, supporter, admettre(我慢ならない)

  【懇願・希望】
   désirer, entendre, prétendre(〜してほしいと望む)
   tenir (à ce que .... の形で)(〜ということを強く望む)
   demander, supplier(〜してほしいと頼む)
   aimer(〜であってほしい)
   craindre que (否定文) 〜が…しないと困る、転じて「〜に…してほしい」

  【祈願の成句】
   Dieu le veuille que .... どうか〜しますように
   Je prie le ciel que .... どうか〜しますように(1人称)
   À Dieu ne plaise que .... 〜などということがありませんように
   Plaise au ciel que .... 願わくば〜しますように

  【期待】
   s'attendre (à ce que .... の形で) 〜ということを期待する
   Vivement que ... (成句) 早く〜すればいいのになあ

  【残念・不満・落胆】
   être fâché(e)(s) que ....
   être affligé(e)(s) que ....
   être déçu(e)(s) que .... 〜ということにがっかりする
   Il est triste que .... 〜ということは嘆かわしい

  【留意・努力】
   éviter(〜しないように注意する)
   veiller, voir (両者とも à ce que .... の形で) 〜するよう気をつける
   essayer, chercher (chercher のみ à ce que .... の形で) 〜するよう努める
   faire attention que .... (成句) 〜ということに注意する
   avoir(または prendre) soin que .... (成句) 〜ということに気をつける

  【心配・懸念・危惧・恐怖】
   s'inquiéter, redouter(〜ということが気がかりだ)
   s'alarmer (à ce que .... の形で) 〜ということが心配だ
   se préoccuper (de ce que .... の形で) 〜ということが心配だ
   trembler(〜しないかと怯える)
   avoir peur que .... (成句) 〜しないかと心配だ
   appréhender(〜ということを懸念する)
   risquer([主語に]〜という恐れがある)
   être dans les transes que .... (成句) 〜しないかとびくびくする

  【驚き】
   être surpris que .... 〜ということに驚いている
   Il est surprenant que .... 〜だとしたら驚きだ
   s'émerveiller (de ce que .... の形で) 〜ということに感嘆する

  【安堵】
   se soulager(〜ということにほっとする)

  【嫌悪】
   haïr(〜ということを嫌がる、厭う)
   être ennemi(e)(s) de ce que .... 〜ということが嫌である

  【疑惑】
   douter(〜ではないかと疑う) * 否定された場合、que 節中の動詞は直説法

  【嬉しさ】
   se réjouir(〜ということを嬉しく思う)
   être content(e)(s) que .... 〜ということを嬉しく思う

  【反対】
   s'opposer(〜ということに反対する)

  【遠慮】
   Ce n'est pas la peine que ... 〜しなくても結構だ
   craindre que (否定文) * craindre も否定形で
    〜が…しなくても別に困らない、転じて「〜は…しなくてもよい」

  【挑発】
   craindre que (肯定文) * craindre は否定形で
    〜するならしてみろ

  【謝罪】
   regretter(〜が…してしまいすみません)

  【自慢】
   se flatter(〜ということを自慢する)

  【その他】
   Il ferait beau voir que .... 〜というのは馬鹿げている
   Il n'est pas prouvé que .... 〜ということはまだわからない
   Je ne dissimule que .... はっきり言って〜だ(1人称のみ)
   Plût au ciel que .... 〜であればよかったのに(後悔)
   C'est déjà beaucoup que .... 〜するだけでも大したことだ
   Peu importe que/Qu'importe que .... 〜ということが何になる
   Il est exclu que .... 〜ということはあり得ない
   Il exige que .... 〜は…するべきだと思う
   trouver bon(mauvais) que .... 〜が…するのは良い(悪い)ことだと思う
   J'approuve que .... 〜が…するのは良いことだと思う(1人称のみ)

  また、「考える」「思う」などの意味を持つ動詞が目的語として que 節を従えるとき、主節の動詞が否定形また
 は疑問形で用いられた場合は que 節以下は多く接続法をとります。
  (ただし、que 節の内容が事実を示す場合や内容の確実性が高い場合は直説法をとります)

  【例】
   penser, croire, songer, juger, présumer, trouver, considérer, imaginer, sembler, paraître
   * réfléchir は「よく考える」の意であり、否定形になると「〜ということをまったく考えない」の意に
     なるので que 節以下の動詞は接続法をとりません。

  更に、前述した2つの例では話者の感情・思考などが含まれるために「感情を叙述するための叙法」としての接
 続法の性質が説明されましたが、これに関係なく、成句で接続法をとる構文も多々あります。以下にその一部を紹
 介しておきます。(大文字で始まっているものについては文頭に置く必要があります)

  malgré que .... 〜であるにもかからわず
  quoique .... 〜であるのに
  pour peu que 〜しさえすれば
  si peu 少しでも〜したら
  soit ce que .... 〜だと仮定しよう
  Mette(z)/Mettons que .... 〜だと仮定しよう
  Supposé que .... 〜だとすれば
  Pourvu que .... 〜であれば良いのだが
  autant que .... 〜である限りでは、(過去時制で) 〜したのに
  à moins que .... 〜しない限り
  soit que …, soit que 〜 …であるにせよ〜であるにせよ
  non (pas) que …, mais 〜 …という訳ではなく〜、…だからではなく〜だからである
  d'aussi loin que .... 〜するや否や
  L'idéal est que .... 〜すればそれに越したことはない
  Il s'agit que .... 〜は…しなければならない
  Il est temps que .... 今こそ〜すべき時だ
  Laisse-moi le temps que .... 〜する時間をください


 D'autres expressions もっと例文!




◆まとめておくと

 1) 話し手の気持ちを示す動詞が que 節をとる場合
 2) 「思う」「考える」などの意味を持つ動詞が否定文・疑問文で使われるとき
 3) いろいろな成句で

 que 節以下の動詞が接続法になるんだね。

◆接続法には

  ・接続法現在
  ・接続法過去(avoir接続法+過去分詞)
  ・接続法半過去
  ・接続法大過去(avoir接続法半過去+過去分詞)

 の4つの時称しかないよ。
 未来のことについて言う場合も「接続法現在」を使ってね。

◆接続法をとる節では、「虚辞の ne」という要素が入ることがあるよ。
 この虚辞の ne っていうのは、否定語としての ne の働きとはちょっと違ってて、たとえば「明日雨が
 降るのではないかと気がかりだ」という時に「(できれば)雨が降らないでほしい」という願望が含まれ
 るために挿入されるものなんだよ。

  例) Je crains qu'il ne pleuve demain.
    明日雨が降るのではないかと心配だ<(できれば)雨が降らないでほしい

    Il appréhende que son frère cadet ne lui prenne sa revanche d'injures dans
    l'enfance.
    彼は弟が幼少時代に自分に虐められたことに対する復讐が返ってこないかと懸念している。
     <(できれば)弟に復讐はしてほしくない

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