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2005年10月11日 (火)

昨日の話になるが、というか最早この日記、未明に前日の出来事を描くスタイルが確立してきているが、久し振りにヲタクシティこと日本橋に行ってきた。

某のメイド喫茶にて、友人M氏のそのまた友人K氏が主宰するサークルと初顔合わせしようと思ってね。去年の同時期に、自主制作の同人ゲームの、エンディング画面で背景に流す歌詞の仏訳を作ってくれ、と頼んできたところ。何か、一次創作でノベルゲーム製作している他にも、TYPE-MOON・葉っぱ・ローゼンあたりで二次創作活動をしているらしい。

で、冬の首都コミケで御披露目する予定の新刊の、Fate(おそらくhorrow ataraxiaか、延びればstay nightとのこと)と東鳩弐式のうち、弐式の原稿のコピーをいただけるということになったので、気持ちを躍らせながら出発した。このみタンとタマ姉の本だとか。後者要らねぇから前者だk(ry

13:10、南海難波駅にてM氏と合流。

M氏(以下、も)「おぃすぅ。本日もどんよりした実に素晴らしい天気でございますな、総長」
静月乃(以下、静)「だれが総長やねん、このアホな子がッ」
も「おっと、俺に触るとアホな子ウイルスが伝染るでぇ」
静「いや、もう余裕でアホ通り越してるし免疫ぐらいはあるやろう」

妙な会話で本日の行動スタート。雨の降りそうな曇天の下、それでもやたら人の多いヲタクシティに繰り出す2ヲタ。

静「ところでお手前はメカフェとか行ったことあったっけ?」
も「ねぇっす。普通に近づけん」
静「俺も。なんか『行ってみたら、普通の喫茶店やった』とか言うてる人の話聞いて萎えたし」

実はこの2ヲタ、メイド喫茶初体験(笑)。イベントでメイドしゃんに珈琲その他ドリンクを注いでいただいた経験はあるものの、本格的な喫茶店で同様の体験をしたためしはない。K氏はその点、常連というほどでもないが、ネタが出難い、いわゆる「便秘状態」のときによく頭を解すために来るのだとか。

静「それって、脳味噌を溶かしてもらうの間違いとちゃうん?」
も「まぁ初体験やったら溶けるかもしれへんけど、何回も通っとったらそうは感じへんなってくるやろ」
静「ああ、『慣れ』っちゅーヤツですな」
も「そうそう。最初はガレージキットとかエロゲの値段に引くかもしれんけど、気付いたらまとめ買いしとったりね」
静「萌えって怖いなあ…がくがくぶるぶる」

K氏から連絡を受けたメイド喫茶の前に到着。改めて、一歩後ずさる2ヲタ。それを見て、周りのヲタが怪訝な視線を突き刺す。「おまいら、日本橋まで来てそんな意気地の無さで大丈夫なのかよ」とでも言いたげだ。

も「いきますか? 兄さん」
静「いっちゃう?」
も「その言い方は怪しいわ」
静「只今より我らゴーイチニーイチ小隊、突撃を開始する!」

何か無駄な気合を注入し、ドアを開けた。

「おかえりなさいませっ、ご主人様あ」

 

 

 

 

 

 

 

静月乃→(* ´∀`*) (*´∀` *)←M氏

 

 

 

 

 

 

 

K氏(以下、K)「おーぉ、こっちこっちー」

アナザ・ワールドに身を委ねた“魂は何処へ消えた?”状態のまま招かれる2ヲタ。K氏は(自称)重度のヲタクながら、見た目それほどこってりした印象を受けない、どちらかといえば心斎橋とか梅田に居そうな、もっと言えば彼女の2人や3人連れ回していてもおかしくないような、普通のニーチャンっぽいルックスだった。茶髪で、何故かファッションにも気を遣っていらっしゃるようだ。

も「紹介するわ、コレがダチのずっきい兄」
静「初めまして、ズッキーニです、って、ちゃうわー、静月乃微香です」
K「木更城遊菟です、初めまして〜。桃太郎さんから教えてもらってホムペ覗かせてもらってますよ〜」

 

 

 

 

 

 

 

( ;;;;;;゚Д゚)!!! え、見てたの!? いやーん、ハヂカチィ。

 

 

 

 

 

 

 

静「なんやねん桃太郎って。エロビデオ連想するやないけ」
も「ももたん飽きてきたからね」
静「小麦ちゃんはもう過去の人なんかい」
も「甘いな、兄や。俺は今はもう新しい恋の道に立っているんだよ」

ついつい主役を差し置いていつものペースで会話をする“今日限りは脇役の”2ヲタだったが、その会話の内容を、K氏はそれとなく理解しているようだった。

席に着き、ひとまずドリンクを注文。何か異質だ。異質な空間である。ここは喫茶店じゃない。ソフトな風俗店だ。何考えてんだ俺。しっかりしろ。ああっ、また魂が三途の河の手前に…いかんっ、帰って来いっ!

心の中で格闘する静月乃。対して、M氏はというと、なんかもうこの異質な空気の一部になっている。すげえ適応能力だ。あんたならきっと、火星でも生きていける。今日も大好きな火星人に囲まれて幸せ……。

なんかどんどん物事を正常に考えられなくなっていく静月乃。でも別にいいんだよな。正常に考えないことが、脳のリラクゼーションに繋がるんだよな。とはいえ、目の前を忙しなく行き交うメイドしゃんが、日常にはない異質さを容赦無く放っていて、頭がほわんほわんとしてくる。これが「溶ける」というヤツなのだろうか。

も「おーいっ、異界へトリップ中ですかー?」
静「ああ…今なら空を飛べそうだ…」
も「すげー効果っすな」
K「そんじょそこらの足もみマッサージ屋より効くっしょ?」

まぁ半分ぐらいは演技入れてたのだけど(ぉ)。で、ややあって、本題。

K「静月乃さんは同人活動とかしないんスか?」
静「いや、兎にも角にも先立つ物が無いんで…。お金だけじゃなくて、時間もネタも無いんですよー」
K「それは辛いっすねー。その3拍子は最低揃ってないと辛いですよ」
静「最低っスか!」
K「あとはスキル要るし、行動力要るし、コミュニケーション能力とか、あと多少批判されてもめげない心の頑丈さとか」
静「あかん…全部無いわ」

絵に描けば、まさに orz な状態。改めて、同人活動というもののキビシさを、実際やっている本人から聞かせていただいて改めて痛感する。

K「創作やけど、意外に計画力も要るんですよ。これがなかったらまず作品がダメになってしまうわ、大赤字になるわ、下手したらイベントに出れなくなるわで活動どころじゃありませんしね」
静「うっわー…大変っすね。うちはほけーっとしながら、その時その時で思いついたものを作品にするタイプなんで、向いてないっすね」

急に、目の前の自称ヲタクが、すげえ偉い人に見えた。同時に、計画性を必要とする大規模な創作には手の出しようがないと感じる自分が、針穴のように小さく思われた。これじゃあ月とスッポンポンじゃんか。

でもK氏は、その、着想に頼ってほけーっとしながら創作する静月乃の手法も、悪くはないと認めてくれた。結局、創作には正しい方法とか、こうしなくちゃいけないなんていうルールは無くて、規模や手法がどうあれ、第一に自分が楽しんでいればそれでいいんだと思う。同人活動を楽しいと感じればやればいいし、絶対無理だと思えばやらなければいい。形の如何に関わらず、何か納得のいく作品を完成させたことの喜びが、創作のウデを上げる起爆剤になるんじゃないかって、そういうことを長々と話し合っていた。内容はアウトローながら、真剣な会話だった気がする。

1時間半ほど居座って、帰り際に例のコピーをいただいた。おーっと来ました成年向け!w

ちなみにK氏は今年18になったばかりで、大手を振って成年向け同人誌を生産できるようになったことが大層喜ばしいのだとか。いいなあ、若いながら資質に恵まれてる人って。静月乃はもうトシです…。