le 28 août, 2005, dimanche
――特別編集「こみトレ6」レポート

地元萌え系即売会、今回で6回目の開催となる「こみっく☆トレジャー」(勝手に「トレ」と呼ばせてもらっている)に足を運んできた。

トレは年2回、夏休みの終わり頃と寒波極まる成人の日辺りに開催されていて、 冬アレルギーな静月乃はこれまでに一昨年の夏、去年の夏と、 通し番号だと偶数の回にのみ出撃した。

昨年の夏(前々回)のトレ4では、超大型の台風が歩み寄っている折の開催で、 公式サイトにも快晴祈願の照る照る坊主が掲げられるという危うい状況だったのだが、 今回は恵まれた天候に迎えられた。
一般参加者もサークル参加者も大部分が遠路遥々の出陣らしく、 ほとんどのひとが電車を乗り継いで来られるのだけど、 会場と同じ区内に住居を構えるというのに無駄な交通費を払うのも気が引けるので 自分は例年のようにチャリでの出陣。文句あっか。 …まぁ盗られたり撤去されたりするかもしれないという危険は伴うけども。 諸刃の剣ゆえ、素人にはお薦めできない。

9時半頃家を出発し、のんびりと日光浴をしながらサイクリング。 45分ほどかけて会場となるインテックス大阪に到着した。
ガイドブックを購入して入場待機スペースに駒を進めると、 例年通り先客がずらりずらり、さながら廃棄物処理場の如く。 比較的“順番を気にしない組”の位置で腰を下ろし、開場を待つ。

トレに出陣する際は決まってKMGのMOMOSUKE氏に拉致されるが憑いてくるのだけど、 氏、今回は都合で開場時刻の11時までに到着できないのだそうだ。 すっかり出陣パートナーとなってしまった氏が隣にいないという寂寥感を堪えつつ、 ガイドブックとの睨めっこを続ける。まぁ、その間何度か氏とは携帯でメールを交わしていたのだけど…。

∽ ∽ ∽

11時、開場。
前回(昨年度冬)のトレから5号館に会場が移ったらしく、 それまでの6号館Bゾーンと比べればずっと移動距離が短くなった。 脚の弱い、おじいさん並の体力年齢の輩には至極ありがたい措置である。

入場するやいなや、サークルさんには一顧も与えず、落書き板を目指す。
去年初めて落書き板にCLANNADの芽衣を描いたときは正午を過ぎており、 9割以上板のスペースが消費されている状態だったので、 開場後すぐならスペースには困らないはずだ…と思ったのも早合点。
板の前に立った自分、一瞬呆然。
既に6割程度のスペースがサークルさんによるPRカットで埋め尽くされていたのだ。
そりゃ午後ともなれば描くためのスペースの確保に困るわな…と納得。 ひとまず、余裕のスペース確保を行い、去年よりも慣れた手付きで妹系ツインテールなキャラを7分程度で描いてみる。 万年一般参加を詫びるコメントを添え、サインをして、いちばんやりたかった目的を達成。

その後、トレの華、メイドしゃんのドリンクサービスコーナーに立ち寄る。 メイドしゃんといえば、カーペンターズの楽曲ばりに珈琲の似合う役柄ではあるのだけど、 どうも今年の夏は水分を派手に失うので利尿作用のある珈琲はNG。 代わりに、去年MOMOSUKE氏が美味しそうに呑んでいたカルピちゅを頂戴することにした。
順番が回ってきて、メイドしゃんを前にはにゃーんとした心持ちになる自分、 気が付くとコップがプラスチックであることを忘れて受け取る時に力を入れすぎてしまっていたみたい。 勢いよく零れた少量のカルピちゅが手首に飛散し、「ああっ、すみませぇん」と謝られる。 嬉し恥ずかし、でも過失は自分の方にあるのだから、「いえいえどーってことないっすよ」と咄嗟に返答。 流石俺、こういうひとを前にすると反応が早いな(藁

カルピちゅを呑みながらしばし歩いていると、

「うぃーっす」

振り向かなくてもわかる。奴だ。奴が来た。
そんな訳で、開場時刻を25分ほど過ぎてから、ようやくMOMOSUKE氏と合流することができた。 今夏も今夏とて、アホ面2ヲタのお出ましである。

MOMOSUKE氏(以下、も)「遅れちゃってすまんね」
静月乃(以下、静)「こらこら君、遅刻3回で写経1枚だぞ」
も「ひゃあー…般若心経だけはご勘弁を〜。つかココそんな話する場所ちゃうやん」

ごもっとも。宗教の話がしたいならSN宗教施設にでも行けばいい。

静「んで、今年はどの辺りからお攻めになられるのですか? やっぱりTYPE-MOON?」
も「おいおい兄や、前と同じ順番で回って楽しいはずがなかろうよ」
静「そだよねー。今回は2人一緒に回るんだもんね♪」
も「アフォな子か。俺は東方に行く」

ずてーんヽ(冫、)ノ
まぁ独行動が基本のB型同士だから、一緒に回るなんていうのはネタとして言ったに過ぎないのだけど。 改まった口調で別行動を強調されてしまうと、それはそれで寂しい感がある。

氏は昨今なにかと話頭に上る機会の多い「東方」シリーズを扱うサークルから始めてその後にTYPE-MOON、 静月乃はどちらにもあまり縁が無いので何の芸もなく鍵を出発点、次点を葉っぱとした。 鍵で3冊(またしてもすべてCLANNAD…)、葉で5冊(これまたすべて東鳩2)と、 個人的には初っ端から大散財をしているなぁと自分に呆れる静月乃に、 再び合流したM氏はなんや凄まじいものを見せよる! ツインテールのおにゃのこの紙袋、なんかの紙袋、東方本6冊、Fate・月姫合わせて8冊(比率7:1)、 それから戯画/パートナーブランドのブースあたりで手に入る無料配布のCDとチラシが10枚ほど。

静「アフォな子かぁ!」
も「いやいやいやいやいや、イベントがある時ぐらい景気良くいっとかんとだめっしょ。ほれほれ、兄やも買え買え」
静「んん、神掛かっとるな…」
も「ちゅーか咽喉が渇いてきた。メードさん行こう、メードさん」

あ、氏はまだ行ってなかったっけ。
ということで、静月乃は2度目となるメイドしゃんのドリンクコーナーへ2人で移動。 氏は紅茶を、静月乃は珈琲を頂戴した。
…って、はっ。珈琲NGなんだった……まぁいいか。

メイドしゃんに注いでいただいたドリンクを呑みながら、休憩を始める2ヲタ。
時刻は12時20分。見事に去年と同じぐらいの時刻に休憩タイムに滑り込んだ。

も「そういえば兄や、もう落書きは済ませたん?」
静「ったりめぇよー。入場後すぐに描きに行った(笑)」
も「(笑)。さすがにいきなり落書きっていうひとはおらんかったやろ」
静「いや、割と描いてたよ。ってかサークルさんのPRって 入場した時にはもう描かれてあるんすよ。もうね、依怙贔屓かと」
も「まぁ俺ら所詮一般参加やししゃあないっしょ。で、何描いたん?」
静「いもりんてーる」
も「ぐっはー。まぁ想像はしてたけどなぁ…(笑)」

∽ ∽ ∽

20分ほど休憩した後、やっぱりちょっとぐらいは一緒に回っておこうということになり、 静月乃にとっては2度目、氏は今回初めてとなる鍵に突撃。 静月乃の買った本を参考にすることなく、 独断と偏見でひょいひょいと表紙買いを繰り返す氏。 じっくりと吟味してから買う意志なんていうのは氏には皆無のようである。

も「そんでは俺は残ってるマリ見てでも行ってきますー」
静「あぁまた行っちゃうのね。お気をつけて〜」

わざと大きく手を振る。出航する船を見送る家族のように。
鍵本を立て続けに5冊買った氏ではあるが、まだまだ財布の中身は気にならないらしい。
あの清々しいまでの表情、既に出費が嵩んでしまうことに諦めをつけたゆえのものなのかもしれないが…(苦笑

こちらは創作系サークルを巡回。
前回のトレで購入したブツがあまりにも強いインパクトを与えたらしく、めぼしいものはないと判断。 精魂込めて新刊を創られた創作系サークルさん、ごめんなさい。

その後で、ガイドブックを見て気になっていた音楽サークルさんのCDを購入し、「その他のエロゲ」ジャンルで2冊本を購入。
早くも資金が底をついてしまうorz

マリ見てコーナーにいるはずのMOMOSUKE氏を探しに行くと、なぜか氏、静月乃が購入したのと同じCDを持っている。妙な部分で趣味が似通ってるんだな…。
そろそろアンケート用紙でも埋めに行かないか、と提案すると、氏は二つ返事で乗ってくれた。そういえば、前回の出陣では氏は16時から所用を控えていたらしく、アンケートに回答する余裕が無かったのだった。

静「属性チェックする項目とかあるから、そこに想いの丈をぶつけてやるといい」
も「なんかぎょうさんあるらしいな…っちゅーか、そんなん調べて今後のトレにどう反映するんかね?(笑)」
静「さぁ…。炉利属性が多かったら、お姉さん系規制したりするんちゃう?(笑)」
も「そりゃあかんやろ。下手したらオンリーイベントになってまうやん」

確かに。オンリーイベントは何も作品に限った話じゃない。動物耳とかツインテールだってしっかりと開催されているのだ。

各々アンケート用紙を徐に取り、用紙表のイベント自体に対する評価などの基本項目をまずは満たしていく。 表をある程度埋めたところで、用紙を裏返して、何か鼻息を荒げながら怪しい雰囲気で属性をチェックしていく。
ここで静月乃、去年のアンケートではなかった項目があるのに気付いてしまう。

静「なんじゃあこりゃあ」
も「どうした!? ゴキブリでも出たか?」
静「『Q9で回答した属性をイラストで表現してください』だってさ」
も「わはーっ。描く奴おるんかな?(笑)」
静「よおしお兄ちゃん描いちゃうぞぉっ!」

そうなんです。アンケート用紙の最後に、チェックした属性をイラストにして表現できるスペースがあったんです。
もう心の中で大はしゃぎ。またしてもリボンでツインテールを作ったチチャイオナノコを描いてやった。こんなんばっかり描いてるな、今日の俺。
一方で氏は絵心を持ち合わせていないので、イラストは抜きにして10分足らずで用紙を投函。 高がアンケート用紙に意地になって萌えっ娘を描き込む静月乃を待っていらなれない氏、「ぐっど・らっく。その間に俺はオンライン系でも見てくる」とだけ言い残して去ってしまう。 そんな氏に目をやる余裕すらない静月乃、目線を用紙に固定したまま「ぐっど・らっく・ゆー・とぅー」

∽ ∽ ∽

アンケート用紙の娘が完成した頃には、時刻は既に14時を経過していた。
あと1時間弱だから、そろそろ本日2度目の落書きでも描きにいくかという気になり、再び落書き板の前へ。
犇めき合う落書き。もう9割5分が使用済みという状況だ。
その中でまだ辛うじて描けそうなスペースをチョイスし、うろ覚えながら、サナララの希未あたりをデフォって描いてみる。ちなみに所要時間5分。 今度は「もっとスペースがあるといいよね」という旨のコメントを隣に添えた。
しかし、あろうことかそれだけでは満足行かず、更に別の場所を陣取って、同じくデフォったクロハの玲亜を描く。
なんと、今回静月乃が描いたキャラ、3名。絵自体が稚拙で不出来であるだけか、なんとも強欲な描き方をしたものである。
自分の絵を自賛してやまない静月乃に、ソフトクリーム片手に合流した氏、唖然。

も「3つも描いたんですか! この暇人がっ!」
静「何を仰るか、私にとったら落書きはメインイベントですよー」
も「すげぇなあ…やっぱ絵描けるひとって羨ましい」
静「惜し気もなく表紙買いしまくれるひともすげぇと思う」
も「いやぁ、それほどでも〜」
静「いや、褒めてない褒めてない」

有りっ丈のスペースを消費された落書き板を改めて見直してみると、左側の端っこの方に意外なキャラを発見。誰が描いたのであろうか。モ●ゾーとキッ●ロである。おいおいココは萌え系即売会の会場であって愛知ではないぞ…。

そんな経緯で、14時40分頃、2ヲタは揃って会場を後に。
静月乃の戦利品、本10冊+おまけ2つ+音楽CD1枚。
M氏の戦利品、本27冊+おまけ数点+紙袋2つ+音楽CD1枚+企業の無料配布CD+数え切れないチラシ。
ううむ規模が違いすぎる…。
更に氏、今回は豪勢にも市バスとニュートラムを使って来場してきてやがる。このブルジョワが♪

【今回の2ヲタの行動】
11:00 11:25 12:20頃 12:45   13:30   14:10 14:40
静月乃 入場→落書き→メイドしゃん →鍵→葉 →メイドしゃん
  (一時休憩)
→鍵 →一次創作
  /その他
→アンケート   →落書き →退場
MOMOSUKE氏   入場→東方→月型 →マリ見て →OLG